04:ホントのような嘘



「別に恥ずかしがりなんかじゃねぇし・・・」


ホントの気持ちは、まだ君には伝えられない。



「やっぱり、私のこと嫌いなんだよ・・・」


嘘だと言われても、私には分からなくて。



「俺・・・素直になれなくてさ」


その嘘を破るのは、





素直すぎてそのまま感じてしまう少女・藤川愛美。
素直じゃなさ過ぎて嘘をついてしまう少年・良野海。
ホントのようで、でも嘘で、そんな彼らのお話。

「俺も、もう引かない」