01:嘘つき少女



「俺は嘘つきは苦手だ」


嘘をつくことでしか自分を保てない少女



「信じられないの」


理由なんて、なかった



「それなら、俺が・・・」


いつか、信じられる日はくるのでしょうか、





日常的に、悪意なく嘘をつく少女・巴山玲亜。
そんな彼女が気に入らないはずの少年・喜多山槙。
真実と虚実の境界線は、きっとそこにある。

「俺が、お前のこと、守ってやるから・・・」